第5回炭都国際交流芸術祭in大牟田開幕しました
2017.11.3
第5回炭都国際交流芸術祭in大牟田始まりました。
この日は、天気に恵まれ、
さらにJRウォーキング、三池港浪漫フェスタ、
炭鉱(やま)の祭典…イベントで目白押しの文化の日で、大牟田市内はあちらこちらで盛り上がっていました。
芸術祭の会場の大牟田市石炭産業科学館も、JRウォーキングのコースに盛り込まれており、朝早くから大勢のお客様にお越しいただきました。
オープニングでは、野点として、
石炭を燃やして沸かしたお抹茶でおもてなし。
裏千家淡交会大牟田市部の方々にご協力をいただきました。
今から500年以上前の1469(文明元)年、三池の稲荷山に登った農夫伝治左衛門と妻が、岩陰で焚き火をしたところ、岩と思った黒石がとろとろと燃え出したのに驚いた。これが「燃える石」石炭の発見と言われています。
それ以降、この地では石炭によって大きく発展をしました。
石炭が燃える姿を見ていると、当時のエネルギーを感じます。
石炭で沸かしたお湯を投入!
そのお湯でお抹茶を点てていただき、
お客様をおもてなし。
子どもたちも大喜び!
たくさんのお客様の笑顔に出会えました。
今回の芸術祭は、
ベルギー・フランス・ポルトガル・ブラジル・日本の国際交流展です。
今日は、その一部の作品とアーティストを紹介します。
まず、会場に入る前に、流れる映像。
この方、皆さん覚えていただいてますか?
2年前の芸術祭の時にレジデンス事業で大牟田に滞在したKaidoです。
この作品は、今までの芸術祭の記録をまとめた岩倉さんの作品です。
第5回目までの軌跡をたどることができる作品です。
続いて、会場に入っていただくと
写真家のふるいけ博文さんの作品があります。
ふるいけさんは、写団「おおむた大蛇山」主宰や大牟田フオトグラファー幹事、市美術協会常任理事等をつとめていらっしゃいます。
写真集「風に吹かれて」の出版などもされていらっしゃいます。
次に目に入ってくるのは、今回初出展の
西村佳菜子さんの作品です。
西村さんは彫刻の若手作家です。
会場中央に佇む、2つの顔。
誰かを見つめているのか、
それとも自分自身をうつしているのか、
その奥深い色の中に吸い込まれそうになります。
次は、2015年から芸術祭に出展していただいている よしながのりつぐ さんの作品です。
よしながさんは、イラスト、絵本などを中心に数多くの作品を出されているほか、海外アーティストのCDジャケットのイラストを手がけるなど幅広い分野で活躍されています。
今回は、絵本の世界に誘ってくれるような作品群を出展されています。
次は、徳永和行さんの作品です。
流木を使ったインスタレーションと
壁面に作品を出展していただいています。
こちらは、江口正裕さんの作品。
江口さんは、2012年から芸術祭に出展していただいています。
染色家の河野康子さんの作品です。
型絵染めという手法を使い、
大きな布を一つ一つ染め上げてあります。
続いて、こちらは今回芸術祭初出展の
倉原誠治さんの作品です。
美しい線がハーモニーを奏でているかのように
響きながら、心に入ってきます。
皆さんはこの色のハーモニーに何を思いますか?
実は、ずーっと昔から知っている
心の中にある風景かもしれません。
さて、こちらは、北岡哲さんの作品です。
今回は、木でつくられた大きな魚は宮原坑に出展されています。
ここからは、宮原坑のインスタレーションをご紹介します。
ちなみに、会場の作品は続いていきますが、それは次回のブログでご紹介したいと思います。
さて、会場が変わりまして宮原坑にやってまいりました。
この日は、イベントで大勢のお客様に朝からお越しいただいていました。
鉄道敷にかけてある巨大暖簾でお出迎えです。
今年のインスタレーションは、海苔網を使ったインスタレーション。
そこに下がったこのキューブは、2015年の芸術祭のまちなかアートで使ったキューブです。
ここで、また新たな価値を付加されたキューブ。
キューブの下でおはしゃぎの子どもたちです。
去年の、芸術祭のガーランドの下で大はしゃぎの子どもたちの姿を思い出します。
宮原坑では、
このほかに、
北岡哲さんの大きな魚のインスタレーションや、働淳さん、西部美術学園の方たちの作品の展示もあります。
芸術祭は、11月12日までです。
皆さん、お見逃しのないように、お越しください!