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炭都国際交流芸術祭in大牟田2017

炭都国際交流芸術祭も明日までとなってしまいました。

今日は、前回ブログから引き続きアーティストの作品紹介をしたいと思います。

こちらは、墨象家の、安岡雅峰さんの作品です。

安岡さんは、2012年から芸術祭にご参加いただいており、暖簾に描くワークショップは、

大人にも子どもたちにも大人気でした。

墨で描かれたカタチが今にも動き出しそうな、

躍動感を感る作品です。

続いて、塚本 和美さんの作品です。

塚本さんは、二科会会友で、

芸術祭には毎回ご出展いただいています。

こちらは、井形 錬太郎さんの作品です。

一つ一つの作品ですが、見えない何かで繋がって、全てが連続している画面のようにも見えます。

井形さんは、普段は東京を中心に個展を開かれています。

芸術祭には昨年からご参加いただいています。

松尾行洋さんの作品です。

松尾さんは、陶芸家として活躍されており、

前回の芸術祭でも、龍を象った大きな作品を

出展していただいていました。

今回の作品は、土の色みがまさに鉄の錆びのようにも見えます。

炭鉱町の色みや匂いを感じるようなどこか懐かしくなり、ふと立ち止まって思いを巡らせるような作品です。

続いてこちらは、

働 淳さんの作品です。

働さんは、西部美術学園を主宰されるほか、詩やエッセイも執筆されるなど、様々な場面でご活躍されています。

幻想的な世界に目を奪われる作品群です。

こちらは、若林 元温さんの作品です。

若林さんは、ペーパークラフト作品を数多く作られています。

紙で表現される立体的な龍の姿は、

今にも画面から出て昇って行ってしまいそうな、

迫力のある作品です。

こちらは、西山 希恵さんの作品です。

西山さんは、立体や絵画など様々な作品を生み出される作家さんです。

今回は、石炭とツガを使用した作品を出展されています。

かつて、炭鉱町として栄えたこのまち。

今では、当時の人々の息吹やまちの熱気を知る機会はなかなかないかもしれません、よくよく見渡してみると、私たちの生活の端々に先人たちの営みを見つけることができます。

この芸術祭は、そういった先人たちの軌跡をアートを通して掘り起こし、また多くの方と関わることで、新しい価値創造をしていくことを目的としています。

こちらは、芸術祭の発起人、代表でもある、

梅崎 弘さんの作品です。

梅崎さんは、ポルトガルのとある山村の石積みの風景と光と影のインスピレーションから数多くの作品を描かれています。

アートレジデンスでエストニアに招聘されるなど、幅広く活躍されています。

 ここからは、世界に飛びったって、海外作家の作品を紹介します。

こちらは、フェルナンドマーティン(ポルトガル)の作品です。

フェルナンドは、絵画や彫刻のほか、演劇の洋服デザインや小道具制作なども手がけています。

こちらも、ポルトガルのジョアン カルバーリョの作品です。

ジョアンは、少し前にも大牟田に遊びに来てくれていましたが、日本国内でも個展を開催されています。

続いて、こちらは

アラン ボケット マルティン(フランス)の作品です。

色合いと、光と影の混在がどこか日本的な印象を受ける

美しい絵画作品です。

こちらは、ロゼマリア(ベルギー)の作品です。

ロゼは、風景画以外にも、人物なども描きそのバリエーションで様々な場面で活躍されています。

今回は、海外アーティストのそれぞれの作品の横にパネルを設置し、他の作品も紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。

こちらは、

イザ アンパロ(ブラジル)の作品です。

イザは、独特の手法を使い、幾何学的なデザインや南米のアーティストならではの色彩感覚で美しい作品を数多く生み出しています。

 視覚から入り込んだ色が音になって心に響きわたってくるような躍動感を感じる作品です。

以上で、海外アーティストの紹介は終わります。

次が最後の作品紹介になりますが、

会場出口付近に置かれたこの作品群。

実は、今回出展されている日本のアーティストが、石炭のまちをテーマに描かれた作品になります。

それぞれが持つ様々な想いが、壁面に飾られています。

また、キャンパスの上に乗った立体の作品もあります。

ペーパークラフトの若林さんの作品

炭鉱電車をペーパークラフトで製作されました。

北岡さんの作品

テーマは「宇宙」です。

陶芸家の松尾さんの作品

当時、石炭を積んで運んでいた炭車を

陶芸作品で再現しています。

絵画や立体などを手がける

西山さんの作品

ツガと石炭が使われています。

先人達が築いてきた大地に生まれた私たちは

何を思い生きていくことが大事だろうか、という問いかけが込められています。

徳永さんの作品です。

アクリルやティッシュを使用し、

炭鉱夫達の記憶を表現しています。

こちらは、河野さんの作品。

顔料で描かれています。

テーマは「石炭は生きていた」です。

井形さんの作品「build」

三池炭鉱の歴史を知る中で

作られた作品です。

江口さんの作品。

テーマは

「昔譚夢幻(せきたんむげん)」

です。

倉原さんの作品です。

こちらを振り向く少女の後ろには

今は解体されてなくなってしまった四山鉱竪坑櫓が見えます。

こちらは西村さんの作品です。

奥に見えるのは、三池炭鉱で働いていた方の写真。

アクリル板とレジンで覆っています。

塚本さんの作品です。

地下深く、深く

今もなお眠っている石炭を

イメージした作品です。

ふるいけさんの作品です。

「セピア色の夢」

というテーマで、雪の宮原坑の写真を

絵画調に仕上げています。

よしなが さんの作品です。

「あの頃はたくさんあったものだ…」

記憶を巡らせると、多くの事を昨日のことのように思い出します。

でも、今を見渡すとあの頃の面影を見つけることすら難しく、

あぁ、もうあんなに昔のことだったんだなぁ、と改めて感じてしまいます。

でも、当時の記憶もその軌跡も決して消えることはありません。

私たちがいる大地は、その積み重ねで出来ているということを気づかせてくれる、

そんな作品群を見る事ができます。

 今年で炭都国際交流芸術祭in大牟田も5回目を迎えます。

少しずつかたちを変えながら、多くの方と関わり、多くの方のご協力とご支援で創りあげられています。

 今年の芸術祭の会期も残すところ明日までとなってしまいましたが、多くの方にお越しいただき、アートに触れていただきたいと思っています。

 受付には、出展作家がいる時間もありますので、お越しになられた際は是非お声かけください。

皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

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